東大阪市立郷土博物館は、
近鉄奈良線瓢箪山(ひょうたんやま)近くの
瓢箪山稲荷神社を東に20分ほど登ったところにある博物館です。

博物館に続く道は途中から急で狭いのですが
着いてみれば眺めもよく
東大阪のまち並みがよく見えました。

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入場料はなんと大人100円。安っ。
(10月1日からは消費税増税により値上がりするのでしょうか? 小声)


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1972年(昭和47年)に、東大阪市教育委員会が開館し、
主に東大阪市域の考古資料と、市民から寄贈された民具資料を展示しています

昔の大阪が海だった証拠の
クジラの骨も展示されていました。


博物館2

小高い所にあるので、
周りは古墳でいっぱいです。
山畑古墳群と呼ばれ、
古墳から出土した品も展示されています。


毎年冬になると市内の小学三年生が昔のくらしの学習をするため、
それにタイアップして、昔の道具(洗濯板やかまどなど)を展示するそうですが
僕は、メテックス本社の本社をかまえる
「モノづくりのまち東大阪」の源流をたどるべく

昨日この博物館に初めて足を踏み入れました。

常設展示として縄文時代からの土器や化石が展示してありますが、
僕が興味あるのは、江戸時代後期から始まった
枚岡地域での伸線工業です。


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枚岡地区で、生駒山からの急流を利用した伸線業が盛んになった話は
3回渡ってブログにまとめましたが、
当時10社を超える「線屋」が存在し、
この地域の伸線業興隆の礎となったのです。

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当時貴重な鉄を加工してした水車も展示されており
世の中に役立てていた先人の魂はまだ息づいているなと展示物から感じました。


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メテックス
伸線された加工品を扱っているので
その魂を引き継いで行こうと思いました。